「なになに〜!?最近みんな忙しそ〜」
私たちだけ呼ばれたのが気になったのか、葉月がそう聞いてきた。
「あ〜…えっ…と……」
言ってもいいよね?
どの道あとからわかる事だし…
私は愛との方をちらっと見た。
すると彼もこっちを見てくれて、小さく頷いた。
「実はね、生徒会を頼まれちゃって…最近それで呼び出されてるの」
私はコソッと葉月の顔を見た。
どんな反応するのかしら…?
「やっぱりな〜…!」
え…?
予想もしていない反応で少し驚いてしまった。
もうちょっと驚くかと思ったのに…
「驚かないの?」
「なんで?だいたいわかってたわよ。この時期はそういうの決めるし、弥生達なら選ばれると思っていたのよね〜」
葉月の勘恐るべし…ってところかしら?
