でもさ、2人が両思いって言うことが条件なのよね?
じゃあ、別れた場合はどうなるんだろう…?
「ねぇ、両思いじゃなくなったらどうなるの?」
「それは……ただの口だけのパートナーに戻ってしまう…。どうしてもパートナーを変えたいのなら変えられないこともないけど、それはとてつもなく大変なことなのよ。」
てことはさ…
私達余りもの同士でのパートナー作りだったけど、そうとうやばいことなんじゃない…?
絶対あんなに軽く決めては行けなかった気がする…
そこまで考えて私は青ざめた。
それを見てか、神無月くんが追加で話をしてくれた。
「でも安心してよ、音川さん!正式なパートナーからの変更のみの話だから、口だけのパートナーなら何回でも変えられるよ〜!!」
ホッ…私はその言葉を聞いてすごく安心した。
「何、お前俺とパートナー解消する邸で話してるのか?」
愛斗に黒い笑でそう言われ、今度は違う意味で少し青ざめた。
だって…
愛斗と続く気がしないもの…!
でも、婚約者になっちゃったからそう簡単には解消しないだろうけど…
「俺はお前とパートナー解消するつもりないからな。」
そう言って愛斗はスタスタと自室へ戻って行ってしまった。
私はと言うと、さっき愛斗が言った言葉にほんのりと頬が赤くなったのでした。
