それぞれがいただきます。と言って食べ始めた。
愛斗が作ってくれた料理はすごく美味しかった。
秋刀魚は半分愛斗に食べてもらったけど、その他は全部普段より少なめではあるが食べることが出来た。
久しぶりにこんなに食べたかも…
みんなが食べ終わってから急に神無月くんがそうだ!と言って立ち上がった。
そんな彼を見てみんなが首を傾げる中話し始めた。
「今日、愛斗には言ったから音川さんにも言ってもいい?」
私にはその言葉を理解できなかったが、周りはなんのことかわかったようだ。
「そうね。」
「弥生ちゃんにとっても知っていた方がいいと思うしね!」
えっえっ?
私を置いて話を進めていくみんな。
ちょっと…気になるんだけど…
「何?なんの話?」
「あのね、弥生!パートナーってみんないるじゃない?」
あぁ〜…でも、それは学園の決まりよね?
だから改めて言われても…
「実はね、そのパートナーって2通りあるのよ。」
「2通り?」
「そう、それはね。ただ口だけで決めたパートナーと、正式なパートナーとがあるのよ。」
正式な、パートナー?
「ちなみに、私と雪人、葉月と龍のパートナーは正式なパートナーだよ!」
