気になった私は皐月の後ろからチラッと中を覗いた。
うわぁ〜…すごいわ。
テーブルの上には、秋刀魚や煮物、炊き込みご飯などなど…
秋の味覚がすごく沢山並んでいた。
どれも美味しそう…
「あっ、弥生。体調はどうだ?」
私に気がついたのか、愛斗がそう問いかけてくる。
「うん…朝より大分楽だわ。」
「そうか、飯食えそう?」
皐月と同じこと言ってるわ…笑
食べれなかったら来ないわよ。
「美味しそうだもの、私食べたい…」
そういうと、愛斗は何故か私から顔を逸らした。
何よ、そっちが聞いてきたのに…
「あははっ!愛斗くん照れてる〜!!」
皐月がクスクス笑っていた。
それに他のみんなも肩が震えてる。
なにか面白いことでもあったのかしら?
私は首を少し傾げた。
「フフッ…はぁ、ご飯食べましょう!せっかく愛斗作ってくれたのに冷めちゃうわ」
それもそうね
葉月の言葉でみんなが席に着いた。
落ち着いたみたい…?
まぁいいや。
それより、お腹空いたわ。
そういえば朝から何も食べてなかったな…
まぁ、普段からあまり食べないけど…
