奇跡を起こした12の月光




そこで私の意識は浮上した。



「……ゆ、め…?」



なんか気持ち悪い…。



私は全身汗びっしょりだった。



パジャマも髪も汗で肌にへばりついている。



はぁ……お風呂入ろう。



シャワーを浴びながら私はさっきまで見ていた夢を思い出していた。



あれはただの夢じゃない。



きっといつか起こる私の未来。



だってすごく鮮明な夢だったもの。



こういう時に夢で未来を見る力があるのは、少し厄介だわ。



見たくもないものまで見てしまう。



今日は学校休もうかしら…。



学園で何かあっても直ぐに行けば問題はないし…



あ…そろそろ学園祭の時期ね…。



今日はそれ決めるのかしら?



だったら尚更行かなくてもいい。



なんか体も少しだるいし…



そういえば夢見の力は弱ってる時ほど出てしまいやすいんだっけ…?



なんかそんなような事聞いた覚えがあるわ。



あぁ、ダメだ。



そろそろ本格的に身体がやばい…。



ここはお風呂だし、早く出て早くベッドに入ろう。


まだ幸いなことに朝も早く、朝食の時間までだいぶある。



それまでに寝てれば治ると思うし…



そう思い、私は倒れ込むようにベッドへ横になり、すぐに意識を手放した。