目も合わせてくれないし…って、なんか拗ねてる?
え?なんで?
さっきからハテナばっかりだよ…
「愛斗、なんか拗ねてる?」
「別に…」
絶対別にって顔じゃないよ!
何に対して拗ねているのかしら?
心当たりがない……
「別にって言うくらいなら顔上げなよ。愛斗、全然別にの顔じゃないよ?どうした?」
如月くんも気づいたのか愛斗に聞いている。
一向に答えようとしない愛斗。
もう、ほんとわからない人だわ。
私がそんなことを思っている時、私と愛斗以外の4人が
〈〈〈〈付き合うのも時間の問題(かしら)(だな)〉〉〉〉
と思っていた。
そんなことも知らない私は時計を見て、もうこんな時間と驚き、みんなに一言言ってから自分の部屋へと戻って行った。
今日はひとつ学べたわ。
私が隠し事を明かしたらみんなが思ったより反応して、質問攻め…になる。
はぁ、今日は疲れたわ。
明日何かあるかしら…?
段々と閉じていく瞼に抗えず、私は夢の中へと飛び立った。
