もう慣れたわ。
「そうよ。ね?愛斗」
「あぁ。」
愛斗が肯定すれば皆がこちらを向いた。
「「「「愛斗!どうやってあんなに可愛い弥生を落としたのよ!!」」」」
見事にハモっている4人…。
それもなんか私が可愛いことになってる?!
「私可愛くない…」
「「弥生は可愛いの!」」
葉月…皐月……。
2人にそう言われるのは嬉しいけど、2人の方がよっぽど可愛いわよ…。
「俺は別に落としてない…弥生は元から婚約者候補だったし……」
4人に圧倒されている愛斗。
愛斗までこんなんにするってみんなすごいわ…。
てか、私だけ考えてること違う?
まぁ、いいや…。
「それで〜?2人は付き合ってるんだ?」
神無月くんのその言葉に私は慌てて否定する。
「ち、違うよ!付き合ってない!ただのパートナー兼婚約者ってだけよ」
「え〜?それって付き合ってるのと一緒じゃないの?」
え?そうなの?
私は愛斗の方を見た。
でも彼は何も教えてくれない。
