「そういえば、話戻してもいいかしら?」
すると急に葉月が話し出した。
どこまで戻すのかしら?
「弥生、ほんとに愛斗となんであそこまで仲良くなったの?」
そこに戻るのね…
なんて答えようかしら…
「弥生は俺のパートナー兼婚約者だからだよ。ね?弥生♪」
ふと後ろから声がした。
それに誰かに抱きしめられてる気がする…
「……愛斗?!何してるのよ!それに、何言ってるの!?」
ほら、2人ともぽかんとしてるよ…
はぁ、もう……
「愛斗くんと…」
「弥生が……」
「「婚約者?!」」
あはは……
まぁ、そうなるわよね…
驚いてまだ騒いでいる葉月達。
ほんとに凄い騒ぎようだわ。
すると少しして神無月くん達もやってきた。
「葉月達騒いでるけど何があったんだ?」
「皐月、何があったの?」
あ〜…どうしましょう。
私は愛斗の方に目線だけやった。
彼はすぐに気づいて、少し肩を竦めた。
もう、言ってしまった方が楽よね…
今も尚ハテナを浮かべている神無月くんと如月くんに私はさっき葉月と皐月にも言ったことを話した。
ついでに今騒いでいることの原因も……
すると案の定、
「「婚約者〜?!」」
うん、もう驚きもないわよね…。
私からしてみればこんな反応は毎度のことだ。
