『あなたには、残酷な運命が待っているわ。』



小さい頃にお母様に伝えられた私の運命



残酷な運命ってなに?



『でもね、あなたのその運命は、ただ残酷なだけではないのよ。あなたは、人のために力を使い、その影響によってその運命に繋がるの。』



人を救う?



それによって残酷な運命に繋がるの?



『その運命は、変えられるかもしれないし、変えられないかもしれない。それはあなた次第よ。』



私には、自分の運命を変えられるのかな



でも、変えなくてもいいかもしれない。



残酷ならそれで…それによって私じゃない誰かを救うことが出来るのなら。



たとえ、私が死んでしまうことになっても、それによって守られる人が出来るのなら



幼ながらに私はその運命を受け入れた。



──────