奇跡を起こした12の月光





~弥生side~



私は只今すごく困っています…。



夜ご飯を食べ終わってすぐ、私は葉月と皐月に囲まれた。



「さぁ弥生?あなたには聞きたいことが沢山あるのよ」



「「なんで愛斗と帰ってきたの?!」」



わぉ…ピッタリ声が揃ったわね…



「ちょっとパーティーに行っていただけよ。」



「ふーん…」



葉月は探るような目をしていた。



疑われてる……



うぅ…なんて言ったらいいのよ〜



「ほんとに?じゃあどうして愛斗も行ったの?それに一緒に帰ってくるって…」



「愛斗は私のボディーガードよ。桜をつけていくのも考えたけど、お父様が愛斗を連れてけって言うから…」



これはほんとだ。



私はパーティーには桜を人にして私のメイドとして連れていこうと考えていた。



そうしたら、



(愛斗くんを連れ行きてなさい。)



と言われたのだ。



ほんとにお父様は心配性なんだから…



でも、思った以上に愛斗が信頼されていることに驚いたわ。