「愛斗、部屋行っちゃうの?」
上目遣いで俺の事を見上げながらそう言ってきた弥生…
うっ…
「あれ〜?愛斗さん顔が真っ赤ですね〜」
なっ?!
皐月がそうからかってくる。
「え?愛斗?ここ暑い?それとも熱あるの?だから部屋戻ろうとしたの?大丈夫?」
「愛斗、苦労するわね。」
「まさか音川さんがここまで天然鈍感だったとは…」
雪人、そこで感心するなよ…
「あ〜、もう。見んな。早く部屋行くぞ。」
「あ、逃げた。」
「あははっ」
葉月、皐月、もういいから!
弥生はきょとんとしてるし…
「ほらほら、そこまでにしようね!部屋早く行こ!」
龍…お前良い奴じゃないか。
「そうね。」
ぞろぞろとみんなが部屋へと戻って行った。
はぁ、今のでだいぶ疲れた気がする…
そう思いつつ、俺も部屋へと戻って行った。
