弥生がそう言ってくれるなら…
弥生だけじゃない…
彩雨さんも桜も…
「だからね、愛斗。これからもよろしくね。こんな私じゃよろしく出来ないかもしれないけど…」
「弥生、こちらこそこれからもよろしくな。あと、これからずっと名前呼びでよろしくな。あと桜にも言っといて。」
「愛斗…」
俺たちはお互い顔を見合わせて笑った。
そして改めて思った。
たとえ過去がどんなことだろうと…どんな運命を抱えていようと…彼女を絶対守り抜くって。
そしていつまでも彼女の笑顔を見ていたいって。
「弥生、そろそろ俺帰るな。もう夜も遅いし…。本当は国王様…弥生のお父様にもあって挨拶したかったけど忙しいだろうし。」
「お父様ならもう帰ってるし、きっとあってくれるわよ?あと、私も帰るわ。みんなが待ってる学園に…。それにみんなに言わねくてはいけないこともあるしね。もちろん、愛斗にもね。」
弥生はもういいのか?
せっかく家に帰ってきて挨拶してすぐに帰るなんて…
