奇跡を起こした12の月光




2人からそう言われたらほんとにそうなんだって思える。



「弥生が俺たちといることで明るくなってくれてるなら嬉しいな。」



言葉にすると少し気恥ずかしくて、俺はそっぽを向いた。



『…フフッ。そうね。これからも弥生のことよろしくね。』



「あぁ、もちろん。」



『心強い‪わ。』



それから桜と少し話をしていた。



すると、、



「………んっ…。」



『弥生?!起きたの?』



「弥生、大丈夫か?」



「えぇ、少し寝てだいぶ良くなったわ。」



ホッ…



良かった。



目が覚めなくてほんとに心配した。



「桜と愛斗はずっと見ていてくれたの?」



『そうよ。水無月くん、心配していたわ。』



「ごめんね、愛斗、桜。あと、ありがとう」



弥生は眉を下げながらも感謝の気持ちを伝えながら微笑んだ。



「愛斗…?」



気づいたら弥生を抱きしめていた。



目が覚めて、また名前を呼んでくれたのと、弥生のさっきの笑顔が可愛くて…