「あぁ、お前には彼女の警護をして欲しいんだ。近くにいても不自然では無いのは弥生と卯月家の息子さんだ。別にずっと着いてろとは言ってないが、少し遠巻きに彼女を見ていて欲しいんだ。そして、怪しいものが動いたら彼女のそばに行って自然に守れ。弥生ならできるよな?」
できるか出来ないかで言われたらできるけど…
私、今日ドレス着ていくのよ?
こんなに動きにくいことないわ。
でも、長月ちゃんのことは守りたい。
「…分かりました。やります。ですが、ひとつ聞いてもいいですか?」
「なんだ?」
「あの人はこのパーティー来るのですか?来るのならば一緒に行動したいのですが…。私一人では不自然になりそうですわ。」
王女の私が一人でいては目立ってしょうがない。
いい意味でも、、、悪い意味でも。
「それもそうだな。彼は来るよ。それに、このことも伝えてある。まぁ、ボディーガードをしてもらおうと思っていたしな。」
良かった。
まぁ、あの人を信用した訳では無いけど、一応…ね。
──コンコン
話がちょうどひと段落着いたところでノックの音が聴こえた。
「なんだ?」
「私です。」
「椿か。入っていいぞ。」
「ありがとう。李桃、弥生。そろそろパーティーの時間だわ。準備はいいかしら?」
「あぁ。」
「えぇ、もちろん。」
私たち一家は夜蘭家のパーティーへと向かっていった。
