奇跡を起こした12の月光





私が小さい頃からよく遊んでいた。



だから私には姉的存在なんだ。



「長月ちゃんがどうかしたの?」



「あぁ、実はストーカー被害にあっているらしいんだ。学校行ったら靴箱に手紙が毎日のように入っているらしい。それに、帰りもあとをつけられているらしいんだ。最近は車で送り迎えしてもらってるらしいんだが…」



そんな…?!



でも、彼女には婚約者いるわよね…?



No.1貴族卯月家の卯月 新(ウヅキ アラタ)さん。



長月ちゃんと同じ高校3年生で、すごくフレンドリーな男の人。



長月ちゃんがたまに連れてきていたから少しあったことがある。



新さんはどうしたのだろう?



守って貰えないのかしら?



「新さんは?」



「彼は学校でずっと一緒にいて、守ってるらしい。さすがに一日中は忙しいらしいから無理らしいが。」



そっか〜…



確かに彼も卯月家の次期当主になるんだわよね…。



いくら大切な彼女でも無理なものは無理だ。



あれ?



でも、何を私に頼みたいのかしら?



今までの話は全て頼み事に繋がるものでは無い。



「今までのお話はよく分かりました。ですがお父様、私に頼みたいこととは一体…」