奇跡を起こした12の月光






──コンコン



「私です。入ってもよろしいですか?」



「あぁ、入れ。」



「失礼します。」



あの後私はお父様とお母様の部屋へと行った。



なんの用事があるのかはさっぱりわからないけれど…



「来たな、弥生。ちょっと今から少し頼みたいことがある。今回のパーティーでの事だ。」



なんだろう…。



お父様が私に頼みたいことなんて…



「今回の夜蘭家のパーティだが、ココ最近少し妙なことが起こっているらしく、いつもより少し多く、警備を頼んであるみたいだ。」



妙なこと?



それって一体…



警備を今まで以上に強くするほど大変なことなんだろう。



「お父様、妙なこととは一体…?」



「あぁ、それだが、お前もよく知っている人だけど、夜蘭家にたった1人の娘さんがいるだろう?」



…?!



夜蘭家の娘って言ったら…長月ちゃんじゃない?!



長月ちゃん…‪もとい夜蘭 長月(ヤラン ナツキ)



明るい性格で元気な高校3年生。



NO.3貴族夜蘭家の一人娘だ。