あれからしばらく復習した。
久々で忘れていたことも少しあったけど、なんとかなりそう…
「お疲れ様です、弥生お嬢様」
「こちらこそありがとう。いい復習になったわ。」
「パーティーまであと少しですね。最後に少し手直しするわね。」
そう言って彩雨さんは私のお化粧やドレスを整えてくれた。
パパっとやってのける彩雨さんはやっぱり本物だなと思った。
──コンコン
ちょうどそれが終わったところでドアがノックされた。
誰かしら…?
「弥生お嬢様、私でございます。」
あら、この声は愁雨ね…
「どうしたの?」
「李桃様から言伝を預かりましたのでそれを伝えに…」
言伝?
何かしら…
「どうぞ、入って。」
私は愁雨を部屋に招き入れた。
「失礼いたします。」
「それで?言伝って?」
私は愁雨を少し急かした。
「はい、“準備が出来たらいつもの私たちの部屋へ来い”との事です。そこでもう少し詳しく説明なさるそうです。」
あら…そう。
「わかったわ。わざわざありがとう。すぐに向かうわ」
「かしこまりました。それでは私はこれで…」
失礼いたします。そう言い残して愁雨は部屋から出ていった。
「彩雨さん、私行きますね。色々とありがとう。」
「弥生お嬢様、行ってらっしゃいませ。」
彩雨さんの優しい言葉を聞き、桜を呼んで私も部屋から出ていった。
