「してないですよ!」
「フフフ…お喋りはこれくらいにして、準備しに行きましょう、弥生様。」
「はい」
それからは大忙しだった。
お風呂に入ったり、ドレスを着たり、化粧をしたりetc…
桜も手伝ってくれた。
彩雨さんと桜のコンビはほんとにすごい。
ほんとに息のあったコンビで少し感動するくらい。
迷いなく、パパっと気飾れられた時には準備を初めてから3時間ほどがたっていた。
3時間と言っても彩雨さんと桜のコンビ以外はだいたいこれの倍はかかる。
それくらいすごいのだ。
「やっと終わりましたね。弥生お嬢様お似合いですよ。今日は夜蘭家のパーティーなので相当の位の人が沢山いるわよ。久しぶりだけど大丈夫?」
そうなのよね〜…
夜蘭家はNo.3貴族…
水無月家の次に高い貴族だ。
それに、パーティーはほんとに久しぶり…
覚えているかしら…?
「おさらいしときますか?」
「少ししておこうかしら。」
「かしこまりました。まずは──」
時間になるまで私は復習した。
