「桜…」
『心配しないで、あとから言っておくわ。愛にでも伝えておけば大丈夫だし。』
桜、何か今日完璧すぎない?
何か私に隠してることでもあるのかしら?
「ねぇ、桜。私に何か隠していることない?」
桜はほんの少しピクッと体を震わせた。
普通の人だと気づかないくらいほんとに小さく…
「私の目は誤魔化せないわよ。」
今度は少しオドオドしだした。
ここまで焦ってる桜を見るのは久しぶりね…
『そ、そんなことないよ…!そんなことより、早く行きましょう!時間もうすぎてる!』
逃げたわね…
もう、しょうがない。
今回は許してあげよう。
久しぶりに桜の焦ってる可愛い姿見れたし。
それに、今はあの二人が先だわ。
本当はもっと問いつめたいところだけど、多分あとから知れるわ。
「桜、行くわよ。」
『えぇ。』
「テレポート」
