奇跡を起こした12の月光




「で?2人はなんで抱き合ってたのかな〜?」



「もしかしてもうそんな関係に?!」



「…はぁ?!そんなわけないわよ!!」



「そう言う割には弥生顔赤いけどな‪」



もう!



水無月くんまで入ってこないでよ!!



寮へと戻ってきた私達はすぐに質問タイム(尋問タイム)が始まった。



ほんとに大変。



ありもしないことがポンポンと次から次へと出てくるんだもの。



いちいち否定するのも大変だわ。



それに、葉月と皐月の2人からならまだしも、水無月くんを含め男子3人も何故か興味津々。



水無月くんは当事者だって言うのに…!



どうなってるのよ!



「とにかく!私は水無月くんと何にもないし、あの時も特に何も無かったわよ!」



正直めんどくさい。



だから、強制終了させた。



それに疲れたから早く寝たいのに…。



もう夕方になっている。



結構水無月くんと戦ったのね…



それに、まあまあの時間尋問にあってたのね…



よく、聞きたいことがありふれてくるよ。



すぐになくなりそうなものなんだけど…。



そうならないのが葉月達なんだけどね…



「じゃあ、私もう寝るわ。まだ時間早いけど、疲れた。」



「まだ夕方なのに?!それに聞きたいことも…!」



もう勘弁して〜…!!



私は逃げるようにしてその場を去って行った。



今日の夜は水無月くん当番だし、寝ても問題ないわよね?



そう思い、私は部屋へと戻って行った。