伸ばしたって言ったけど、速さはものすごく速い。
でも、一応手加減はしてる。
私が本気でやったらこのシールド壊れてしまうわ。
まぁ、手加減って言っても、相手が強いから5割強の力を使ってはいる。
「…っ!」
急いでシールドを張った水無月くん。
でも、私の魔法の方が少し早かったみたいで、攻撃を少し貰っていた。
防いだのもあるけど。
「フッ…さすが弥生だね。今度はこっちで行くよ!」
水無月くんはこちらへ走ってきていた。
距離がどんどん縮まってきている。
なるほどね…。
「ショートソード」
私は魔法で短剣を作り出した。
今からは近距離戦ね。
ほんとにいいのかしら?
私、近距離結構得意よ。
