まずは相手の出方を見ようかしら。
私はじっと彼を観察した。
何も…仕掛けてこない?
いや……来る!!
水無月くんが動く気配を感じ取って、すぐに構えた。
「ウォーター・ボール」
基礎の基礎の魔法ね。
でも、一般的なものよりはるかに威力は高い。
こんなの普通にくらったらひとたまりもない。
ほんとにそれぐらいのもの。
でも、私はシールドで難なく防ぎ、それと同時にひとつ魔法をしかけた。
「さすが…。やっぱり防がれるよな〜」
楽しそうに彼は言う。
「あれくらい序の口よ。……ツリールート」
私は密かに用意していた木の根を水無月くんに向かって伸ばした。
