「「「きゃーーーーー!!!」」」
「「「うぉーーーー!!」」」
どこからともなく叫び声に近い歓声が聞こえる。
入った瞬間からこれだ…。
「うるさ」
なんなのよ。
私が心底うざそうな顔をしていると、それに気づいたのか、水無月くんが言った。
「しょうがない。ポンコツ教師共がこういう大事にしたんだから。悪夢を見る魔法でもかけようかな…。」
うわぁ…機嫌悪い。
それに最後の言葉は彼ならほんとにやっちゃいそう。
「本気でやってはダメよ。でも、軽くならいいんじゃないかしら。」
「ちょ、二人の会話さっきから怖いよ。」
見かねた皐月が間に入った。
だって、しょうがないじゃない…!
