奇跡を起こした12の月光




珍しい…



でも、すっごく助かったわ。



私はそれ以降スムーズにみんなが降りてくるまでにご飯を作った。



「「おはよぉ!」」



女の子2人が先におりてきた。



朝から元気がいいわね。



その後、二人の後をおうようにして残りの2人が降りてきた。



「「おはよー!」」



こっちも元気がいいわね。



すっかり見慣れた光景になったかも…



寮で暮らし始めてもう結構経ったし…



「朝ごはんできてるから冷めないうちに早く食べてね。私は準備してくるわ。」



「え?弥生ちゃんは食べないの?」



皐月がしゅんとしたように私の方を見た。



「…私は学校の準備が終わってから食べるわ。ごめんね、一緒に食べられなくて…」



「あとからじゃダメなの?弥生ちゃんと約束したのに…。これからは一緒に食べるって…」



確かに…そうね。



でも、実をいえば私は基本食べても夜しか食べない…



お腹も空かないし、食べたいともあまり思わないのよね…



でも、そんなことは言えないし…



どうしましょう…



私がうーんと考えていると



「皐月、音川さんにも色々と事情があるんだよ。夜は一緒に食べれるでしょ?」



「それだけじゃ嫌だもん。」



うぅ…



如月くんが何かを察したのか、皐月を納得させようとしたけど、どうしても一緒に食べたいみたいだ。



「そうねぇ…弥生、昨日話してくれて少しは弥生のこと知れたと思ってたけど、全然弥生が分からないわ。」



葉月…



これ以上いるともっと空気を悪くしてしまいそう…



「……ごめんなさい。」



私はそれだけを言って部屋へと逃げるように戻って行った。