……ん



もう朝か〜



なんか全然寝た気がしないわ。



まだ少し寝たいけど、朝ごはんの当番だから起きなくちゃ。



今日の朝ごはん何にしょうかな〜…



そんなことを考えながら私はリビングへと降りていった。



「弥生、おはよう。」



「…ヒャッ?!」



ほんとにびっくりした!



急に耳元で声がするんだもの。



「何よ…もう。今私は忙しいの。離れて。」



「え〜?俺は婚約者さんに朝の挨拶もしたらいけない訳?」



そう、耳元で聞こえた声の招待は水無月くん。



だから、婚約者じゃないってば!



私がそう言おうとすると…



「お腹空いた〜…早く作って〜!」



小さな子供みたいな我儘を言う水無月くん。



今何歳よ。



「自分でなにか作れば?水無月くん料理できるじゃない。」



私は素っ気なく返した。



だってホントのことだもの。



「え〜?俺は弥生のご飯が食べたいの!」



「うるさい。今作ってるから早く食べたいならリビングで大人しくしてて!」



水無月くんがいたら邪魔で仕方がないわ。



早く食べたいならどこかに行ってよ。



すると、大人しくリビングへと戻って行った。