奇跡を起こした12の月光




※・※



「桜〜…あれ言っても良かったのかしら…?」



『何、今になって不安になってきた?』



「うん」



あの後、合宿で疲れてるのもあってか、すぐに解散してそれぞれの部屋へと戻った。



今は桜とさっきのことを振り返り中。



『弥生はみんなのこと信じてる?』



「うん」



『なら、何も不安になることないじゃない…!信じてるならその気持ちを大切にするだけよ。』



それもそうね…。



それより!



私さっき口止めしてない…!



どうしましょう…



誰にも言ったりしないわよね…?



誰にも言ってはいけないことが暗黙の了解になってればいいけど…。



『あの子たちなら大丈夫よ。それに、私の信頼を置いているペット達がパートナーだからね!』



そういえば桜はペットの中で1番上に立つのよね…?



そんな桜が言うのだから安心ね。



少し不安が和らいだわ。



「ありがとう、桜。大好き!」



私は桜をぎゅっと抱きしめた。