奇跡を起こした12の月光




水無月くんにしては珍しい彼は今この中で1番下にいる。



いつもは1番上なのに…。



相当動揺しているのね…



少し面白いわ。



「『…クスッ』」



あっ…



桜も同じこと考えてなのね…。



さすが…



『彼はいつになったら本調子に戻るのかしらね…‪w』



桜の言う通りね…



「確かに、私達も最初は信じがたかったけど、でも考えてみれば直ぐにわかったわ。だって弥生強いもの。魔力だってダントツ出し…」



「そうそう!愛斗くんは何をそんなに難しく考えてるの?」



葉月達はわかってくれたみたい…!



1番しっかりしていなくてはいけない水無月くんがこれだとな〜



「ほんとに、春花弥生なんだ…」



やっと理解してくれたか〜



長いのよ!



警戒心は強くていい事だけどさ



この時私は気づかなかったんだ



水無月くんが含み笑いで笑っていたことに…。



そしてこのあとまさかあんなことになるなんて…