どうしたのかしら…?
だんまりね…。
「春花…?」
「そうだけど…?」
なんなのよ
今の水無月くんおかしいわ。
何を考えているの?
『あれ、信じ切ってないわよ。』
「見ればわかるわ。」
「愛斗?どうしたんだ?」
神無月くんも気にしている。
ここまで信じられないとは思ってなかったわ。
それより!
「水無月くんずっと私の正体知りたがってたじゃない。やっと知れたのに黙りってなによ。」
私が少し怒ったように水無月くんにいえば
「い、いや!別にそんなつもりは…」
「へぇ、じゃあ何?ずっと黙ってるとちょっと気味悪いわ。」
「うっ、ただほんとに春花弥生なのかなって疑ってた。だって今まで国王様の娘、次期王女の正体は知らされてなかったんだ。なのに、目の前にいるのが信じがたかっただけ。」
ふーん…
