そろそろ花火という頃にはもう手が食べ物やらなんやらでいっぱいだった。
「どこか空いてるところないかしら…?」
「厳しいかもね…」
「じゃあどこかない?花火が綺麗に見られる場所!」
「あっ、俺知ってる!てか、みんなで俺ん家来なよ。」
急にどうしたんだろう…?
「確かに!龍の家からみる花火すごく綺麗だった記憶あるわ!」
葉月がぽんと思い出したように言った。
「じゃあ決まり!」
え?え?
「決まったら早速行動するのみよ!」
トントン拍子で進んでいく会話についていけるはずもなく、ただ5人が話してるのを聞いていた。
「ほら、弥生ちゃんも!」
「え?」
急に皐月に手を取られ私は驚いた。
「今から龍の家に行くの、ここからは遠いからテレポートを使うのよ!」
みんな忘れてない?
今、合宿中…
「今日中に帰ればよしだ!それなら先生にバレないからな!」
神無月くんは自信ありげにそういった。
「準備はいい?」
「「「「「うん!(う、うん)」」」」」
