「わぁ!!屋台いっぱいだ〜!」



皐月の嬉しそうな声が聞こえる。



私たちは月夜祭りに来ている。



女子も男子も浴衣を着ていた。



周りは焼きそば、たこ焼き、綿菓子、りんご飴などたくさんの屋台が並んでいた。



こんなにきらびやかなところ来たの初めてかもしれないわ…!



私は初めて見る景色に感動していた。



『…フフッ。弥生の目がキラキラしてる…‪w』



桜に言われて慌てて頭を振った。



だって、こんなにも楽しいの初めてなんだもの…!



「……笑わないで」



私は桜を少し睨んだ。



でも、桜はちっともびびらない…。



ムゥ…



『…クスクス』



桜が笑いながら私の頬を鼻でつついた。



私の膨れてた頬が潰された。



「…クスクス」



桜とのじゃれあいがおかしくて…私はつい笑ってしまった。



「何笑ってるの〜?」



私たちの元に葉月たちが来た。



私と桜が笑ってたから気になったみたい。



「桜とただ話していただけよ。それで可笑しかったから笑ってただけよ。」



「そっか〜!あっ、ねぇねぇ!あそこにりんご飴あるよ!行こいこ!!」



理解してくれた?



それより、りんご飴あるよって…



フフッ…皐月子供みたい…‪w



それから数時間私たちは欲しいものをたくさん買って、ゲームしたりして皐月と葉月は神無月くんと如月くんに荷物を持たせながらお祭りを楽しんだ。