奇跡を起こした12の月光





私は周りに人がいないことを確認した。



いたら大変なことになるからだ。



「これは…下級族魔物ね…。それも数が沢山いるわ。」



下級族魔物は、1匹1匹は弱いけど、たくさんでかかってくるからすごく体力を削られる。



だから一気にやらないと、こっちの身が持たないわ。



『そうよ。いい?弥生、油断は禁物よ。』



「わかってるわよ。」



私は意識を集中させた。



さぁ、どこからでもかかってきなさいよ。



すると、すぐ近くに気配がした。



見ると、そこにはうじゃうじゃと黒いカラスのような見た目をしていた。



鳥型…めんどくさいものが来たわね。



「フライ」



そう唱えると、私は空に飛んでいた。



鳥型の魔物は飛ぶので、こっちも飛んだ方がやりやすい。



私が飛ぶと、一気に魔物が飛びついてきた。



「フラワーボール」



私は試しに、花びらで球を作り出し、魔物たちの方へと投げた。



すると、効果は覿面みたいだ。



ざっと今ので100はいなくなったわね…。



けど、周りにはまだ600近くの魔物がいる。



どんだけいるのよ。