────その頃のSクラスはと言うと…
「ちょっ!!今の何?!なんで戻ってきてるのよ?!」
「なんで太陽私をここに戻したの?」
『だって…緊急事態だって私たちペットのトップに言われたから…。』
『私も…、逆らえないのよ。』
『僕も…!!』
『理由は知らないよ。特に緊急事態っぽくなかったけどな〜…。』
口々にペット達が言う中、ひとグループだけ黙っていた。
愛斗と、そのペットの愛だ。
2人は悩んでいた。
けど、心の答えは決まっていた。
それはもちろん──
「愛斗達どこ行くの?」
「そんなこと、聞かなくてもわかってるくせに…。」
「でも、今どんな状況かも分からないのに、行くのはダメだよ!!いくらなんでも危険すぎる!」
それでも愛斗は行く支度をする。
『ねぇ、愛も止めて?あなたの大切なパートナーだよね?』
『俺も行くから…。』
「それに今、1人いないでしょ?気づいてないことないよね?」
「「「「……!?」」」」
『愛斗、行くぞ!』
2人は、テレポートでどこかへと行ってしまった。
「どうしたらいいの?」
「…今は信じて2人を待つしかないよ。」
「そうね…。信じて待ちましょう。」
4人と、4匹は祈るような気持ちで、2人が無事帰ってくるのを信じて待っていた。
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