奇跡を起こした12の月光




「弥生行くよ〜!」



葉月に呼ばれ彼女の方へ行くと、みんな集まっていた。



「それじゃあ昨日の海行くわよ!みんな手繋いで!」



私は葉月と皐月の間に立って2人と手を繋いだ。



「テレポート」



何故か水無月くんの掛け声だった。



そこは葉月じゃないのね。



ほんとに変わった人達。



そんなことを思っているとあっという間に海に着いた。



「集合場所どこかしら?着いたらわかるって氷谷先生言ってたよね?」



そうね。



なにか目印でもあるのかしら?



「あっ!あっち!1箇所だけ魔力がすごい感じる場所があるよ!」



そういいその場所を指さした如月くん。



「ほんとだ!これは…なんの魔法だ?」



「あれは、シールドだわ。これから散策に行くならシールドは必須だから集合場所はあそこね。」



微かだけどシールド特有の風を感じるわ。



「弥生ちゃんすごい!私にはわかんなかった…!」