奇跡を起こした12の月光





「おーい、準備はできたか?」



みんながそれぞれ準備し終わり、リビングに集合したところで運良く氷谷先生がきた。



「もちろん!!」



「私も!!」



葉月と皐月すごいやる気ね…‪。



「俺も完璧だぜ!!」



「僕も!」



……こっちもなのね…。



私は隣を見ると、いつもと変わらない水無月くんと目が合った。



「…?音川さんどうかした?」



「いや、なんでもないわ。」



「そう?」



水無月くんはまだ不思議そうな顔をしていたが私は無視した。



今日ほとんど1日水無月くんと一緒なんて…。



はぁ、気が重い…。



「よし、じゃあお前らが昨日遊んだであろう海集合だ。場所は着いたらわかる。俺は先行ってるな〜!」



……何しに来たの…?



いや、集合場所伝えに来ただけ?



信じられないわ。



それに昨日遊んだであろう海って…。