友江の後ろ姿を見送って、 雅哉は大きくため息をついた。 平井が俺のことを想ってくれてるのは分かってるんだ―――。 でも、それに応えることは出来ない。 たとえ付き合ったとしても、うまくいくはずがない。 俺の中には、まだ真戸華がいる。 ―――どうしてあの日、真戸華を旅行に誘ってしまったんだろう。 俺が誘わなければ、真戸華は死なずにすんだのに・・・。 俺は一生自分を呪わなくちゃいけない。