翌日―――― 雅哉は、パソコンを打ちながら考えていた。 ―――最後くらい、ちゃんとした別れがしたかった。 でも、なぜ突然真戸華はいなくなってしまったのだろう? 雅哉は最後に見た、あの真戸華の目が忘れられなかった。 「観月くん」 肩を叩かれて、雅哉は慌てて振り向いた。