「観月君、お昼一緒にどう?」



友江はお昼のチャイムと同時に、雅哉に声をかけた。



「いいね。お腹減って死にそうだ」



雅哉は笑顔で答えて、ウーンと伸びをした。



「えっ・・・」



友江は驚いて、すぐに言葉が出なかった。



まさか・・・、まさかこんなことが・・・



「ほ、本当にお昼一緒に食べてくれるの?」



と、聞き返す。



「ああ。―――どうかした?」



「ううん、何でもないの」