「そんなマーキングされたら、期待に応えるしかないでしょ」 手の指を絡めて布団に縫い付けられる。 僅かに、薄っすらと笑みを浮かべている晃くんに見とれていると、その顔が降りてきて首筋に触れる。 あとはもう、されるがまま。 目が覚めれば、すっかり夜で、昼間晃くんが着ていたシャツをすっぽり被っている私が晃くんの腕の中。 包まれた腕の中に更に入り込んで、晃くんの匂いを嗅ぐ。 「変態志帆」