甘味(短編集)



その後その一年生はいかにも傷ついた顔をして、走って消えた。


ずっと晃くんから逃げようとバタバタしてる私。



「放課後、教室にいろよ」


そう言って私の髪にキスをすると、手を離す。



私は一目散に逃げた。


ーーーー回想 終ーーー