「…………」


座ったまま、一年生の方に向いて黙っている晃くんの後頭部をみつめる。


食べていたお弁当の蓋を閉じて鞄の上に置くと、無言の抵抗の意味で、ズリッと晃くんから遠ざかってみせた。


振り返り、私を見る。


「……っうわっ」