ノートに準じて、その頃からリーダーシップを発揮していた美依が、はじめに歌い出すことになった。


 その後に続く役はみんな嫌がったので、一応年長者である私が歌うことに。


 そしてゲーム本番。


 私たちは負けてしまった。


 カミサマの《ほしい子》であった光希を奪われたままで、私たちはその恐ろしいゲームを記憶の底に封じ込めることにした――。


 だけど。