裏はないちもんめ〜禁じられた少女たちの遊び〜

「――チェックメイト、って感じ?」


 カミサマの鋭い爪が、あたしの喉元に突きつけられた。


 薄皮1枚を破って、赤が流れ出してくる。


「あぁ、さっき君が奪われたらどうなるのかって聞いたよね。それはわからないけど、僕は君がどうなろうとあの4人を惨殺するよ。


 このゲームだってもともと、僕が持ってきたんだ。オババの家からこっそりとね。


 なのに発案者の僕を置いて逃げ出したあいつらを、僕は絶対に許さない……!」