世界一易しい復讐劇

ーーー6月7日
・・・今日はヘレンの命日。あの悲劇から5年が経とうとしていた。




「今日は命日だね...姉さん。あれからもう5年が経つのね。今年こそ成し遂げるからね。

...姉さんを殺した奴を見つけてから5年。もう、無理なの。情報を得るたびに殺したくなってしまう。情報は十分に得たわ。私、いつも気配を消して生活していた。髪のことは気にしないで。姉さんと同じくらい長くなったし。」



ジュリアはいつも通り姉に報告をした。ジュリアは毎年、朝早くに会いに来る。一度も会うことはなかったけれど、ジュリアのすぐ後にシャルルは来ていた。



“いつも僕より早く来ている人がいる...。誰だろう?”



いつもより早めにシャルルはお墓へ行った。



「...!?へ...ヘレン!?」



ヘレンの墓の前には、涙を流して座っている少女がいた。ヘレンと見間違えたシャルルは、妹がいたことを思い出した。