ジュリアがうがいをして、ヘレンが髪をとかして。いつも通りの平和な朝。 ...だと思っていた。別れは突然起こった。 「姉さん!洗面台、使い終わったよ。」 「わかったわ。」 コップに水を入れ、口に含み、一口飲んだとたん、 その平和は崩れはじめた。 「ゲホッ ゲホッ」 ヘレンが苦しみだし、血を吐いた。異変に気づいたジュリアは 「どうしたの!?姉さん!大丈夫??」 2人は思いもしなかった。まさか、毒まで盛られているとは。 ヘレンの脳裏に貴族のボスの顔が浮かんだ。