俺の手を握る智和の手は震えていた。 和『決意してなかったら、睦葉くんたち朝顔に来てないよ。』 そう、言って智和は不自然に笑って見せた。 その笑顔に「あぁ。話さないとな。」と思った。 「ごめんね。2人の親は…平田組に監禁されているんだ。」 そう、言った俺の言葉に智和と智春はかたを震わせて目に涙をためていた。