でも、こればっかりは智和たちが知る必要がある気がしたんだ。
「智和たちの親は組に捕まったんだ。」
春『組…?』
「あぁ。平田組。平田で知ってる人はいないかな?」
そう言うと、『うーん。』と考え出した。
智和はなにか思い出したのか『あ!』と声をだした。
和『そーいえば。お母さんが昔自分のことを話してたときおばあちゃんが決めた婚約者が平田さんって言ってた気がする…』
その、言葉に幹部は皆驚いた。
平田組は昔、当時組長だった平田の息子が婚約者のことを気に入りすぎて監禁してしまったとか。
これは、凄い問題となり、こっちの世界でニュースになった問題だった。
春『でも、その平田組?は、お母さんたちになんの関係があるの?』
「昔、平田組にはこの裏世界で有名になった凄い問題を起こしたんだ。その問題に智和たちの親が関わってるんだよ。」
智和たちは相当驚いたのか、口があいたまま固まっている。
「じゃ、じゃあ!今お母さんたちはどうなってるの??」



