「あの、えと…」 出せ!出して!! 「私、は…」 するとギュッと手を繋いでいた。 顔をあげると睦葉くんが笑っていた。 睦『大丈夫、俺らの仲間だから。ゆっくりでいいから。落ち着いて話して。』 睦葉くんにそう言われたからか凄く落ち着いて話すことができた。 「智春の姉の、桜凪 智和です。」 皆を見ると真剣に聞いてくれてる。 大丈夫、私は出来る。 「皆の力になれるか分からないけど、10代目の姫として、よろしくお願いします!」 下『智和さん!智春さん!お願いします!!』