急な寂しさにかられた私は睦葉をギューっと強く抱き締める。








睦『着いたぞ。』








なかなか降りようとしない私に不審に感じたのか睦葉が聞いてくる。








睦『どーした?』









その言葉に更に俯く私。








言えるわけがない。









“ずっと側にいて”









なんて。









睦『本当にどーした?何かあった?』










困らせたくないのに、困らせちゃう…