星は瞬き君に微笑む

【智春】




学校が終わり幹部室に行くと久しぶりに見る和ねぇの姿。





「~っ!!!」




声が出ないから慌てて側に行けば、和ねぇは困ったような顔をして軽く頭を撫でてくれた。





ポロポロッ




嬉しくて、嬉しくてっ。




海『良かったな。智春。』





千『後は、智春の声を戻すだけね。』





そうだ。私も頑張らなくちゃ。





勇『よーしっ!久しぶりに揃ったしお菓子でも食べよぉー!!』




留『おぉー!!!』




その様子に「フフッ」と笑う和ねぇにこっちまで嬉しくなる。




やっぱり2人一緒じゃなきゃだめだなぁ。



って実感する。





私たちは生まれる前から2人で一緒だった。




片方が崩れることはもう片方も崩れることと同じ。





一緒じゃなきゃだめなんだ…