あの事件から1ヶ月くらいすると智和の状態も大分よくなった。 だから、俺はある提案をすることにした。 「なぁ、智和。」 和『…ん?』 「学校、行かない?」 和『え…』 その提案に俯く智和。 「俺が守ってやる。ずっとそばにいる。約束しただろ?」 和『…ぅん。』 「頑張って、行かないか?前を向いて一緒に頑張ろう。」 和『…分かった。でも、絶対離れないでね。そばにいてね。約束だよ。』 「あぁ。ありがとな。」 そういって頭を撫でてやると嬉しそうに気持ち良さそうにニコッとしながら抱き付く。